亘理町の男子中学生自殺 原因を調査 3月上旬めどに中間案をまとめる〈宮城〉

亘理町の男子中学生自殺 原因を調査 3月上旬めどに中間案をまとめる〈宮城〉
仙台放送 2020/1/29(水) 20:04配信

去年3月、宮城県亘理町の男子中学生が自殺した問題で、原因を調査する町の第三者委員会は1月29日、3月上旬をめどに中間案をまとめる方針を示しました。

この問題は、去年3月、亘理町の中学校に通っていた当時2年生の男子生徒が自宅で自殺したのは、「教師の不適切な発言」が原因として、生徒の遺族が調査を求めたものです。
亘理町が設置した第三者委員会は、教師や同級生などの聞き取り調査を行っていて、29日は、これまでの調査結果のとりまとめが行われました。
委員会によりますと、生徒が亡くなる2ヵ月前からの心理状態について検証する必要があるという意見が出され、委員会は今後、精神科医などの専門家に意見を聞く方針を決めました。
また、男子生徒のスマートフォンから、他の生徒からいじめを受けていた可能性を示すやりとりが見つかったことについては、追加の調査が必要との考えを示しました。

第三者委員会 土井浩之 委員長
「事実関係に関しては確認していますけど、それがいじめというのか、自死の原因となったのかは話は別なので、それは最終的な判断になると思います」

委員会は、3月上旬までに調査結果の中間案をとりまとめ、今年夏ごろまでに報告書をまとめる予定です。

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