仁憲高校、教師・生徒間にひびが入ったまま卒業式
朝鮮日報日本語版 2020/2/7(金) 9:00配信
政治的偏向を指摘の生徒に「おい、この××、親を連れてこい」
「おい、この××、親を連れてこい」
「生徒に対してどういう言い方をするんですか!」
これは、6日に卒業式が行われた仁憲高校(ソウル市冠岳区)の校庭に響いた叫び声だ。卒業生のチェ・インホ君(19)は持っていた花束を置いて、ある生徒の保護者と大声で言い合っていた。記念撮影に余念がなかったほかの生徒や保護者たちの視線が注がれた。教師と警察が止めに入り、卒業式会場を訪れていた市民団体のメンバーたちも集まってきた。そして、ある市民団体メンバーが教師に「仁憲高校は間違っているのではないか」と問い詰めた。だが、教師は「部外者とは話したくない」と無視した。地面に座り込んで涙をこぼす女子生徒もいた。
同校では昨年10月、政治偏向教育騒動が起こっている。この日の言い争いの当事者であるチェ・インホ君は学校側の行動を外部に初めて告発した生徒だ。それ以降、同校の生徒たちはチェ・インホ君を支持する生徒と、学校側を支持する生徒に分裂し、確執を深めている。
卒業式の日、チェ・インホ君をののしったのは、こうした校内確執の過程でチェ・インホ君に対して言葉の暴力を行使した女子生徒Aさんの母親だ。Aさんは先月行われた学校暴力対策自治委員会で、「言葉の暴力についてチェ・インホ君に謝罪せよ」という処分を受けながら履行しておらず、この日、チェ・インホ君から謝罪を要求されて言い争いになった。Aさんの母親は「卒業式の日に市民団体などの外部の人物までやって来て謝罪を要求するのは暴力ではないか」と言った。こうした状況は、警察が仲介した末、Aさんが謝罪の手紙を書くことで収まった。
偏向教育を告発したチェ・インホ君とキム・ファラン君(19)は同日卒業した。2人とも大学に合格しており、3月から大学生になる。