市立尼崎高校水泳部いじめ問題 市教委が調査せず放置 30日に第三者委が会合

市立尼崎高校水泳部いじめ問題 市教委が調査せず放置 30日に第三者委が会合
神戸新聞NEXT 2020/3/27(金) 21:30配信

 兵庫県尼崎市立尼崎高校水泳部のいじめ問題で、同市教育委員会は27日、調査に当たる第三者委員会「いじめ問題対策審議会」の第1回会合を30日に開く、と発表した。同部では2人がいじめ被害を訴えており、市教委は常任委員に弁護士2人を加えて実態を調べる。

 同部では今年2、3月、2人の女子生徒(1人は退学)がいじめ被害を理由に不登校になっていたことが明らかになった。保護者がいじめ被害を訴えていたにもかかわらず、学校や市教委が詳しい調査をせず放置していたことも問題視されており、市教委はいじめ防止対策推進法に基づく「重大事態」と認定している。

 今回の第三者委は、近畿大学総合社会学部心理系専攻の小泉隆平教授を会長に、医師や社会福祉士ら計8人で構成。第1回は午後7時半から市教育・障害福祉センター(同市三反田町1)で開き、不登校に至る経緯や再発防止策など4項目を非公開で話し合う。(大田将之)

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