校内喫煙し吸い殻を投げ捨てた男性講師を書類送検 岡山県警玉野署、軽犯罪法違反容疑
山陽新聞デジタル 2020/7/2(木) 8:11配信
4月に岡山県玉野市立日比中(同市和田)敷地内の林が燃えた火災で、近くでたばこを吸っていたとして、玉野署が同校に勤務している男性講師を軽犯罪法違反(火気乱用)の疑いで書類送検したことが、1日までに分かった。
書類送検容疑は4月10日午後、林の近くで喫煙した疑い。火が付いたままの吸い殻を投げ捨て、林に引火して火災が発生したという。容疑を認めている。
市消防本部によると約10平方メートルを焼いた。書類送検は6月23日付。
市教委によると、校内は全面禁煙だが、講師は建物の陰に隠れて喫煙を繰り返しては吸い殻を林へ投げ捨て、現場には100本近くが散乱していた。当時は新型コロナウイルスの影響による臨時休校中で、講師は「生徒がいなくなって気が緩んだ」と話したという。
岡山県玉野市立日比中(同市和田)の男性講師が全面禁煙の校内で喫煙し、投げ捨てた吸い殻が原因で敷地内の林を焼いていたことが14日、分かった。現場には約100本の吸い殻が散乱しており、男性講師は玉野署から厳重注意を受けた。
市消防本部によると、10日午後3時55分ごろ、同校敷地内の林から煙が上がっているとの通報を受け、消防車が出動。到着時には学校関係者らが消火していたが、落ち葉など約10平方メートルを焼いた。
市教委によると、男性講師は建物の陰に隠れて喫煙を繰り返し、吸い殻を林へ投げ捨てていた。市内の中学校が新型コロナウイルス感染防止のため臨時休校していたこともあり、「生徒がいなくなって気が緩んだ」と話しているという。
玉野市は1994、95年に市内で計約600ヘクタールを焼く山火事が発生したのを受け、たばこのポイ捨てを禁止する条例を制定した経緯がある。市教委は「大惨事につながりかねないあるまじき行為。大変申し訳ない」としている。