高3女子に教諭「毛先が赤い」…穴開いたゴミ袋かぶらせ、黒染めスプレーかける
読売新聞オンライン 2020/11/8(日) 10:17配信
千葉県の県立高校で昨年3月、当時3年生の女子生徒が頭髪の色について学校から注意を受け、校内で教諭らにより黒染めスプレーを髪にかけられたとして、県弁護士会は、同校と県教育委員会などに警告書を出した。「生徒の頭髪にスプレーをかける指導は体罰に準じるものだ」と指摘した。警告書は9月25日付。
県弁護士会の発表によると、卒業式が行われる昨年3月7日朝、頭髪検査で指導を受けた生徒らが教室に集められた。女子生徒は「地毛」と主張したが、教諭らは「毛先が赤いのは以前染めた時の名残だ」などとして、女子生徒に穴が開いたごみ袋をかぶらせ、毛先にスプレーをかけた。
昨年4月、女子生徒の母親から同会に人権救済の申し立てがあった。