担任のわいせつ行為でPTSD 児童と両親が東京・稲城市を提訴

担任のわいせつ行為でPTSD 児童と両親が東京・稲城市を提訴
毎日新聞 2020/11/19(木) 9:43配信

 東京都稲城市立小学校の3年生だった児童が約2年前、担任教諭からされたわいせつな行為によって精神的苦痛を受けたとして、児童と両親が同市に550万円の賠償を求める訴訟を起こした。第1回口頭弁論が18日、東京地裁立川支部(吉田尚弘裁判長)で開かれ、市側は請求棄却を求める答弁書を提出した。

 訴状などによると、担任の男性教諭は2018年9月ごろ、休み時間中の教室で児童の脇腹や下腹部を服の上から数分間触った。19年1月にも学校に忘れ物を取りに来た児童の下腹部を直接触るなどのわいせつ行為をした。児童は後に、フラッシュバックなどの症状を訴え、心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断された。都教育委員会は19年10月に教諭を懲戒免職処分に、当時の校長も監督責任を問われ処分された。刑事責任を問う捜査も進められたが、不起訴になったという。

 児童側は訴状で「教員としての立場を利用したもので極めて卑劣だ。(元教諭は)社会的制裁を十分受けておらず、精神的苦痛は全く癒やされていない」と主張している。

 稲城市教委は「係争中の案件で、コメントは差し控える」としている。【林田奈々】

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