校内で着替える男子生徒を教諭が隠し撮り…銭湯の脱衣場でも男性客盗撮
読売新聞オンライン 2021/1/9(土) 19:07配信
高知県内の中学校で昨年6月、教諭の男が男子生徒の着替えの様子を盗撮し、動画データを保存していたことが、捜査関係者への取材でわかった。高知地検は男を昨年12月28日に児童買春・児童ポルノ禁止法違反(製造)などで起訴した。
男は奈良県香芝市、中学教諭の被告(26)。起訴状などによると被告は昨年6月、校内で着替えていた男子生徒2人をスマートフォンで隠し撮りし、動画をパソコンの外付けハードディスクに保存したとされる。
被告は昨年10月、高知市内のスーパー銭湯の脱衣場で男性客らを盗撮したとして逮捕された。県警の捜査で、中学校での盗撮容疑が浮上した。
高知県室戸市の中学校教員の男が10月25日の夜、高知市内の公衆浴場で複数の男性客の全裸姿などをスマートフォンで盗撮したとして、県警は県の迷惑防止条例違反の疑いで逮捕した。
逮捕されたのは、室戸市佐喜浜中学校の教員・元田将貴容疑者(25歳)。警察の調べによると、元田容疑者は10月25日午後8時頃からの約17分間に、高知市内の公衆浴場の男性用の脱衣室で全裸、または衣服の一部を着ていない状態でいる複数の男性客を自分のスマートフォンのカメラで盗撮した、県迷惑防止条例違反の疑いがもたれている。
翌26日の午前1時前浴場の従業員から「盗撮していた男を捕まえている」との110番通を受けた警察が、元田容疑者のリュックサックにあった複数のUSBの中身を確認し、脱衣室を撮影した動画を発見した。
警察の調べに対して元田容疑者は、「ほかにも撮影した」などと容疑を認めているという。警察は押収したスマートフォンやUSBの解析などを進め、余罪などについても詳しく捜査することにしている。
室戸市教育委員会の百田貴昌教育長は「信頼を大きく失墜させたことにお詫び申し上げる。不祥事の再発防止策に取り組み、信頼回復に努める」とコメントした。