男児の胸元つかみ床に引き倒す 小学校教諭を処分、過去にも体罰で2度処分
神戸新聞NEXT 2021/2/2(火) 16:24配信
神戸市教育委員会は2日、児童や生徒に体罰を加えた教員3人を減給や戒告の懲戒処分にしたと発表した。
神戸市北区の小学校の男性教諭(59)は、減給10分の1(6カ月)。2019年2月、隣のクラスの5年男児の胸元をつかんで床に引き倒し、膝で胸付近を押さえつけた。機材の片付けをしていたところ、後ろから覆いかぶさってきた男児に頭部をなで回され、「周りで見ている児童に示しがつかないと思った」と話しているという。教諭は過去2回、体罰で処分を受けている。
この事案は校長が当時、市教委児童生徒課に報告したが、事務局内で情報共有されず、処分が遅れたという。市教委は、同課の課長級職員2人を口頭厳重注意とした。
このほかにネクタイを着用していなかった生徒の頬を昨年11月に平手打ちした中学校の男性主幹教諭(57)と、昨年12月、忘れ物をした児童3人を1時間20分〜3時間半、教室や廊下で立たせたとして小学校の男性教諭(25)をそれぞれ戒告とした。