生徒に腹を立て髪の毛つかみ連れ出す 体罰3度目、停職12カ月 茨城県教委、県立高の教諭処分

生徒に腹を立て髪の毛つかみ連れ出す 体罰3度目、停職12カ月 茨城県教委、県立高の教諭処分
茨城新聞クロスアイ 2021/2/20(土) 13:00配信

茨城県教委は19日、生徒に対し手で押したり髪の毛をつかんだりする体罰を授業中にしたとして、県西地域の県立高の男性教諭(55)を停職12カ月の懲戒処分にしたと発表した。同日付。被害生徒にけがはないという。同教諭が過去に2回、体罰で処分を受けていることも加味した。

県教委によると、教諭は昨年11月上旬の授業中、自身の問い掛けに生徒がはっきりした反応を示さなかったことに腹を立て、髪の毛をつかんで別の場所に連れ出し、首元付近を手で押した。さらに「なめたこと、やってんじゃねえ」などと激しい口調で2分ほど叱責(しっせき)した。生徒は反抗的な態度を取っていなかったという。教諭は過去に、足で生徒の頬を蹴ったとして1999年に文書訓告、生徒2人に対する平手打ちや腹部への軽い膝蹴りで2018年に減給1カ月の懲戒処分をそれぞれ受けている。

県教委高校教育課は、教諭の再度の体罰について「誠に遺憾」として陳謝した。

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