教諭から体罰 生徒入院 大分・三重総合高 引き倒され頭打つ
2009年4月24日7時7分配信 西日本新聞
大分県豊後大野市の県立三重総合高(小畑陸夫校長)の男性教諭(29)が、担任する3年生の男子生徒ともみ合いになり、頭を打った生徒が現在も入院し、集中治療室(ICU)で治療を受けていることが23日、分かった。県教委は同日夕、記者会見し「教諭の行為は体罰と言わざるをえない」と謝罪した。
同校や県教委によると、教諭は21日夕、宿題を提出しなかった生徒を学校に呼び出した。教諭は同日午後8時ごろ、戻ってきた生徒を校門付近でしかっているうちにもみ合いとなり、生徒の顔面を殴るなどした。生徒は地面に引き倒された際、頭を打ったという。
その後、生徒は母親と車で帰宅中に気分が悪くなり、22日未明に救急車で病院に運ばれた。学校側が医師から聞いた話によると、生徒に意識はあるという。
同校は23日夜、PTA臨時役員会を開き、小畑校長が再発防止を約束した。24日に全校集会で生徒に説明するという。
=2009/04/24付 西日本新聞朝刊=