札幌市立小中学校教職員の逮捕、今年すでに3人 市教委苦慮「異常な多さ」
北海道新聞 2021/3/9(火) 12:44配信
札幌市立中の40代男性教諭が生徒に対する強制わいせつの疑いで2日に逮捕され、8日付で市教委に懲戒免職処分となった。教職員が逮捕される事案はこれで今年3件目。市教委は教職員に注意を促しているが、教育現場に対する市民の信頼低下は避けられず、今後の対応に頭を悩ませている。
8日には、昨年11月18日に市内中学校で男子生徒の体を触った疑い。被害生徒が担任教諭に申し出て、男性教諭が市教委の聞き取り調査で触ったことを認めたため、処分した。
このほか1月にはされ、2月には市教委によると、2019年度に市の教職員が逮捕されたのは道交法違反(酒酔い運転)の1件で、2カ月余りで3人が逮捕されるのは「異常な多さ」という。
過去に不祥事が相次いだ際に、学校などの職場ごとに集会を開いて注意喚起したこともあるが、現在は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて集会はできない。そのため今回は、各校長ら職場長にメールで注意喚起の文書を送付。市の教職員向けサイトに注意文を掲載するとともに、長谷川雅英教育長が「市の教育に対する信頼は危機にひんしている。不祥事を絶対に起こさないという決意を持たなければならない」と訴える緊急動画を配信した。
秋元克広市長は6日の会見で、相次ぐ教職員の不祥事について「大変危惧し、残念」と指摘。市教委の担当職員は「教職員に自覚を促す方法を毎回同じではなく、工夫する必要がある」と危機感を募らせている。