女子中学生自殺は「いじめ」か 事実関係を調査 名古屋市教委

女子中学生自殺は「いじめ」か 事実関係を調査 名古屋市教委
中京テレビNEWS 2021/3/15(月) 18:42配信

 今月9日に亡くなった名古屋市立中学1年の女子生徒について15日、名古屋市教育委員会はいじめによる自殺の疑いがあるとして、事実関係を調査し始めたことを明らかにしました。

 市教委は会見で「生徒の尊い命が失われ痛恨の極みです」「いじめの重大事態として事実関係の詳しい調査を行う」と話しました。

 市教委によりますと、女子生徒は去年11月ごろからLINEグループ上で同じ学校の生徒から誹謗(ひぼう)中傷のメッセージを送られ、今年1月以降、欠席や遅刻が多くなっていたということです。

 学校に対しては去年11月ごろから担任に相談などをしていましたが、女子生徒の希望で加害生徒への直接の指導は行っていませんでした。

 関係者によりますと、女子生徒は今月9日に下校した後、自宅で自殺を図りその後、病院で死亡が確認されたということです。

 市教委は、弁護士など専門家によるいじめ対策検討会議で事実関係を調査するとともに、当該学校でスクールカウンセラーを増員し、生徒の心のケアに努めるとしています。

 学校では16日、保護者説明会が行われる予定です。

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