「会食しません」誓約書求める 三重大、緊急事態地域の学生に
毎日新聞 2021/5/11(火) 21:03配信
三重大学(津市)が緊急事態宣言が出されている地域から通う学生に対し、「会食はしません」「学内では一人で食事をします」などのチェック項目を設けた「誓約書」の提出を求めていたことが11日、明らかになった。
誓約書には「(ホームパーティーやバーベキューも含む)会食はしません」「三重県内では、人数や時間を問わず会食をしません」など8項目があり、すべての項目にチェックし、大学に提出するよう求めていた。
同大は4月下旬以降、緊急事態宣言が出された東京や大阪など4都府県から通学し、対面授業に出席する学生に対し、事前に大学に連絡したうえで、誓約書の提出を求めている。12日から愛知県に緊急事態宣言が発令されることが決まってからは、三重県から通う学生に対しても緊急事態宣言地域に出かけた場合は「誓約書」を提出するよう通知した。誓約書の内容に違反しても罰則はない。
今回の対応に大学内からは疑問の声が上がる。教授の一人は「学生への注意喚起だったのだろうが誓約書を書いたからといって抑止できるわけではない。信じられない」と指摘。学生は「大学の感染対策に不安を感じる」と話す。
同大ではこれまで、学生が絡む四つのクラスター(感染者集団)が発生している。同大学務部の担当者は「感染拡大防止のため行動変容の意識を持ってほしいとの意図だったが、誓約書という言葉は不適切だった」と釈明している。【朝比奈由佳、谷口豪】