独り言指摘され「生意気言ったらしばくぞ」と児童に暴言、女性教諭を停職処分

独り言指摘され「生意気言ったらしばくぞ」と児童に暴言、女性教諭を停職処分
山陰中央新報 2021/8/4(水) 20:57配信

 鳥取県教育委員会は4日、児童に暴言を吐いたとして鳥取市立小学校の女性教諭(25)を停職1カ月、ガソリンスタンドで他人が取り忘れた現金8千円を持ち帰ったとして米子市立小学校の男性教諭(24)を減給10分の1、6カ月の懲戒処分にした。女性教諭は暴言を否定し、男性教諭は認めて同日付で依願退職したという。

 県教委によると、女性教諭は5月19日の授業中、複数の児童に対し「調子に乗ったらぶっ殺す」「生意気言ったらしばくぞ」などと暴言を吐いた。クラス担任の補助者で、独り言を児童に指摘されて立腹したとみられ、泣く子もいたという。児童とのやりとりは認める一方、暴言は「言っていない」と否定しているという。

 男性教諭は5月26日の勤務後、スタンドで給油した際、釣り銭返却口にあった現金を財布に入れて持ち帰った。取り忘れた客がスタンドに問い合わせ、防犯カメラの映像などから判明した。「警察に届けるつもりだったが忙しさにかまけて忘れていた。関係者に迷惑をかけた」と話しているという。

 2021年度の県教委による懲戒処分は3件となった。足羽英樹教育長は「全教職員に対し、公私にわたり服務規律の確保や法令順守の一層の徹底を図る」とのコメントを出した。

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