児童に「生きる価値なし」 特別支援学級担任が暴言や体罰 姫路
毎日新聞 2021/9/21(火) 20:01配信
兵庫県姫路市立城陽小の特別支援学級の児童6人に「生きる価値なし。死ぬしかない」など計34件の暴言や体罰をしたとして、県教委は21日、同学級の担任、籔田侑亮(ゆうすけ)教諭(39)を懲戒免職処分にした。
県教委によると、籔田教諭は担任になった2018年度から、当時小学1年と3年の男子児童に足をかけて倒し、ねじ伏せるなどの体罰を繰り返した。プールの授業で水を怖がる2年の児童の顔を押さえて水面につけたこともあった。
21年4月には身支度をしなかった4年の男子児童に「生きる価値なし。死ぬしかない。早く転校しろ」などと暴言を吐いた。5月、同じ児童を叱って「お前はクソ以下や」とののしり、「学校をやめる」と伝えてきたこの児童に「ありがとう。ほんまに絶対やめろよ」と発言。6月には同じ児童が花の水やり当番の札を隠したことに立腹し、「お前なんか必要ない。消えろ」と言ったという。
同学級で担任をサポートする教職員は18年度から籔田教諭の体罰などを当時の校長に報告していたという。20年度に同校に赴任した湊泰宏校長(55)も21年4月に報告を2回受けたが口頭注意にとどめ、6月に3回目の報告を受けて、初めて市教委に連絡した。籔田教諭はこの直後から病気休養し、県教委の調査に「児童に強く言っても動じず、怒りにまかせてやってしまった」と説明したという。
湊校長は取材に「籔田教諭は与えられた仕事に真面目に取り組んでいた。口頭注意で改めると思っていた私の認識が甘かった」と話した。県教委は監督責任として、湊校長も減給1カ月(10分の1)の処分にした。【井上元宏、後藤奈緒】