「自分の中で暴走が始まった」部員への強制性交等罪で逮捕された大阪偕星学園高校野球部のコーチが、面会で語った驚きの言葉

「自分の中で暴走が始まった」部員への強制性交等罪で逮捕された大阪偕星学園高校野球部のコーチが、面会で語った驚きの言葉
文春オンライン 柳川 悠二  2021/10/17

「息子が被害を言い出せずにいたのは、セクハラ被害を告白すれば野球部が問題になって、公式戦の出場を辞退するようなことになるかもしれないと思ったからでした。自分が野球を続けられなくなるかもしれない、とも怖がっていました。あとは水落先生が2021年3月で大阪偕星を離れて福岡大の系列高校に移ることが決まっていたようで、それを知っていた生徒たちは『3月まで我慢すればいなくなる』と励まし合っていたと聞きました。今は被害者の家庭同士で、対応や今後のことを相談しています。水落への怒りが消えることは絶対にありません」

 大阪偕星学園の野球部の中で、水落は試合に臨むメンバーを決める立場にあり、要求に逆らえばベンチから外れる恐れがあるために生徒が言いなりにならざるを得なかったという報道もあったが、これは事実とは異なる。“全権監督”である山本監督が水落の進言を鵜呑みにするとも考え難く、「メンバーは部員同士の話し合いで決めていた」とも証言している。
 しかし、水落は控え選手や下級生中心のBチームを指導していたため、嫌われればAチームへの道が閉ざされるかもしれないという恐怖感はあった可能性がある。

 大学時代から、水落には女性の交際相手がいたという。大阪偕星学園で働き始めた時も、福岡時代から交際していた女性がいた。彼女との関係がうまくいっている時期は球児に対する行為は行わなかったが、2020年4月に大阪に引っ越したことで福岡在住の彼女と遠距離恋愛になり、2020年の秋頃には交際が終了した。
 その時期と、生徒へのわいせつ行為がエスカレートした時期は、ぴたりと重なる。また、昨秋の大阪大会2回戦で敗れると、監督の指導に不満を持った選手が練習をボイコットする事件が起こり、外部コーチと寮監であった教師が不本意な形で「指導自粛」を部長から言い渡され、指導者が山本監督とふたりだけになったことも影響した。山本監督と共に指導する中で生徒の前で叱責されることもあり、ストレスが積み重なり、再び「自分の中で暴走が始まった」と打ち明けた。

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 大阪の私立高校の元教師で野球部のコーチだった男が、部員の男子生徒に性的暴行をしたとして13日、大阪府警に逮捕された。
 逮捕された大阪市内の私立高校の元教師、水落雄基容疑者(31)は、昨年11月、コーチを務めていた野球部の男子部員に性的暴行を加え、PTSD(心的外傷後ストレス障害)を負わせた疑い(強制性交致傷の疑い)。
 府警によると、水落容疑者は「マッサージをしてやる」と男子部員を自分の部屋に呼び出し、犯行に及んだ。チーム編成を決められる立場を悪用していたとみられ、調べに対し、「教え子であればバレないと思った」などと容疑を認めている。
 別の男子部員にわいせつな行為をしたとしてすでに起訴されていて、府警は水落容疑者が10年ほど前から犯行を重ね、50人以上が被害にあったとみて調べている。

 大阪市内の私立高校で野球部員にわいせつな行為をしたとして、元コーチの男が逮捕されていたことがわかりました。
 逮捕された大阪市内の私立高校の元講師で、野球部のコーチだった水落雄基容疑者(31)は昨年度、野球部の男子部員と2人きりになった際、下半身を触ったとされています。
 学校が部員の保護者から相談を受け調査したところ、ほかにも部員13人が被害を訴えました。
 水落容疑者は、去年8月以降「マッサージをする」などと言って、グランウンドの休憩室や野球部の寮の部屋などに部員を呼び出し、下半身を触ったり写真を撮ったりしたということです。
 学校側の調査に対し、水落容疑者は「冗談半分で始めて、だんだんエスカレートしてしまった」と行為を認めています。
 学校は、3月に水落容疑者を懲戒解雇していて「指導が不十分だった。学校をあげて、正常な部の運営に立ち戻ることをお約束する」とコメントしています。

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