【山口】大島商船 男子学生自殺問題 学校が説明 遺族は不信感
yab山口朝日放送 2021/12/13(月) 13:08配信
大島商船高専でいじめを苦に男子学生が自殺した問題で、最終報告書の提出以降、今月12日に初めて学校から遺族への説明がありました。遺族は会見を開き、学校への不信感を示しました。
「2か月間何もなかったことに関して、ほったらかされているのかなと正直思いました」
2016年5月、大島商船でこの問題をめぐっては今年9月に第三者委員会が最終報告書を提出し、22件のいじめがあったと認定した上で「自殺の原因はいじめにある」と結論付けました。最終報告書を受けた学校は、加害学生らへの退学処分などは行わず、「卒業後も継続的に指導していく」と説明していました。しかし、その後2か月が経過しても学校から遺族に対し、加害学生への対応や教職員の処分について何の説明もなかったということです。そのため遺族は先月、説明の機会を設けるよう学校に申し入れを行い、今月12日に回答書が手渡されました。学校は説明が遅れた理由について「加害学生らは国家試験を控えていたためコンタクトをとることが難しかった」としています。
「本当に一つ一つの対応が本当に遺族に寄り添っているのかなというのが正直ありますので、わたし今日怒り心頭です」
遺族は今後、学校に対し加害学生への指導の進捗や再発防止策の報告を求めていきたいと
しています。