《山形中1女児いじめ自殺》遺族が大臣に宛てた便箋6枚の手紙入手「この教委は事実を隠蔽するつもりだ」 国会でも末松文科大臣が異例の言及

《山形中1女児いじめ自殺》遺族が大臣に宛てた便箋6枚の手紙入手「この教委は事実を隠蔽するつもりだ」 国会でも末松文科大臣が異例の言及
山形13歳少女イジメ飛び降り事件 #8
文春オンライン 2022/3/18(金)

《娘は生前、学校でいじめを受けておりました。父も母も完璧な人間ではないために、苦しみの中にいた娘をどうして助けてやれなかったのか、今も後悔の念に苛まれる日々を送っておりますが、それでも娘とともに過ごした十三年は与えうる愛情の全てを注いできたつもりであり、娘が自ら命を断った原因はいじめであると考えております》
《学校が私たち遺族や加害者と言われている子ども達について早急に対応していたら、あるいは遺族に嘘や隠し事をしなければ、そもそも娘が担任や顧問に助けを求めた時に対応してくれていたなら、こんなことになっていなかったと心から思っています》

 これは、昨年2月に山形県酒田市立第一中学校で自ら命を絶った石澤準奈(せつな)さん(当時13歳)の両親が、末松信介文部科学大臣に宛てた手紙の一節だ。便箋6枚に込められた直筆の両親の手紙には、準奈さんの死から1年が経過しても受け入れることができない苦しみが溢れていた。

「2020年11月に保護者を対象に行われたアンケートに対して、私は『(イジメを受けた行為について)あてはまる』に〇印をつけて提出しました。しかし学校側は、調査結果を市教委に提出する時に、2020年6月に同様のアンケートで『あてはまらない』と答えた時のものを提出していたんです。娘が自殺した後に私たちがこの“隠蔽行為”を指摘した時も、市教委は“間違えてコピーした”と答えるだけでした」(母親)

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