少年たちは、養父から性的な虐待を受けながら洗脳されていた

少年たちは、養父から性的な虐待を受けながら洗脳されていた
主導していたのは権威ある大学教授
子供たちを小児性愛者に預けた「ケントラーの実験」(2)
クーリエ・ジャポン 2022.4.2

マルコは、ジュークボックスやその他の電化製品の修理で生計を立てていた47歳の独身男性、ヘンケルの家に割り当てられた。ヘンケルにとって、マルコは16年間で8人目の里子(すべて男児)だった。1973年、ヘンケルが子供を預かり始めた当時を知る教師は、彼が「常に男の子たちに触れようとしていた」と話している。

その6年後、ケースワーカーは、ヘンケルが里子のひとりと「同性愛関係」にあるようだと報告した。だが検察官がそのことについて捜査を始めようとしたところ、ヘンケルの「恒久的な顧問」と称するヘルムート・ケントラーが介入し、ヘンケルを擁護したのだ。このパターンはその後も何度となく繰り返されたことが、800ページにも及ぶ里親としてのヘンケルに関する報告書に残されている。

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