職員、市議に「たとえば質問を取り下げていただくことは」…市教委は「要求」認めず
読売新聞オンライン 2022/6/12(日) 10:13配信
さいたま市議会の一般質問で、市教育委員会が教職員のわいせつ事案関連の質問の取り下げを求めたとされる問題で、小田嶋哲・副教育長は10日の議会運営委員会で、職員が事前の電話で取り下げに言及したことを認め、「誤解を招く発言をし、深く反省している。ご迷惑をかけ、深くおわびする」と謝罪した。
小田嶋副教育長は、取り下げを求めたことは認めず、今月7日の質問内容を事前に通告した小川寿士議員(民主改革)に対し、教職員人事課職員が1日、電話で「たとえば質問を取り下げていただくことについては難しいですよね」と話したと説明。「(わいせつ事案の)被害者の人権やプライバシー保護に理解いただきたい一心だった」と理解を求めた。
説明に対し、議運委員からは「取り下げを依頼されたと小川氏が思うのもやむを得ない」との声が上がった。高子景委員長は「質問の事前通告は充実した議会運営のためだ。軽率な行動や発言は厳に慎んでほしい」と市教委に苦言を呈した。
小川氏は取材に対し、「(こちらの)誤解ではない。取り下げが目的だった」と反論。質問で個別事案に触れる考えはなかったとし、「子どもの2次被害を防ぐのは大前提で共通認識だ。市教委にも趣旨は伝わっていたはず。公の場で質問してほしくなかったのだろう」と、市教委の対応に不信感を示した。