旭川中2凍死、母親に校内いじめ疑わせる相談…「周囲にからかわれた」「変なあだ名」
読売新聞オンライン 2022/6/23(木) 9:25配信
北海道旭川市の公園で昨年3月、中学2年の広瀬爽彩(さあや)さん(当時14歳)が凍死体で見つかった問題で、広瀬さんが母親に対し、「周囲にからかわれた」などと校内でのいじめを疑わせる相談を複数回していたことがわかった。遺族側が明らかにした。
関係者によると、広瀬さんの母親は、「給食をおかわりしたら、からかわれた」「学級委員をやっているとき、変なあだ名で呼ばれた」などとする相談を広瀬さんから複数回受けたと説明しているという。
市教育委員会の第三者委員会は今年4月、公園など学校外のいじめを認定する中間報告を公表したが、校内のいじめは認定していない。第三者委が昨年実施し、生徒280人が回答したアンケートでは、クラス内での仲間外れや無視を見たとする回答が寄せられており、遺族側は「校内でいじめを受けたことを強く示唆するものだ」と主張している。