高校実習助手と交際の女子生徒が自殺 別の生徒との交際判明で精神的ストレス 助手は「自殺未遂」報告せず 訴訟は解決金6800万円で和解、県が謝罪 遺族「再発防止を」

高校実習助手と交際の女子生徒が自殺 別の生徒との交際判明で精神的ストレス 助手は「自殺未遂」報告せず 訴訟は解決金6800万円で和解、県が謝罪 遺族「再発防止を」
NBS長野放送 2022/11/25(金) 22:05配信

2019年、長野県の県立高校で自殺した女子生徒の遺族が、学校の対応に問題があったとして、県に損害賠償を求めて提訴していましたが、このほど和解が成立。25日、遺族が会見を開いて再発防止を訴えました。

女子生徒の母親:
「今でも生きててほしいと思う。そばにいたい。抱きしめたい」

記者会見を開いたのは自殺した当時18歳の女子高校生の両親です。

会見などによりますと、女子生徒は高校の実習助手の男性(当時20歳)と交際していましたが、別の女子生徒とも交際していることを知って精神的ストレスを抱え、2019年、通っていた南信地方の県立高校の校舎から飛び降り、死亡しました。

実習助手は一度、女子生徒の自殺を止めましたが、その「自殺未遂」を高校や両親への連絡をせず、女子生徒は同じ日に再び自殺を図ったということです。

両親は一連の対応に問題があったとして、去年、県に1億3600万円の損害賠償を求めて提訴。地裁飯田支部は自殺を止められなかった実習助手の過失を認定、今年10月、県が6800万円を支払うことで和解が成立しました。25日には県の内堀繁利教育長が両親に直接、謝罪したということです。

両親は記者会見を開き、再発防止を訴えました。

女子生徒の父親:
「いくら謝罪されても、亡くなった子どもは戻ってこない。第二、第三(の娘)が出てこないように、安心して学校に送り出せる教育システムをつくってほしい」

教え子2人にわいせつ行為・高校教員を懲戒免職
SBC信越放送 2019/4/19(金) 20:42配信

勤務していた学校の教え子の生徒2人に、わいせつ行為を繰り返していた県立高校の男性教員が懲戒免職処分を受けました。
懲戒免職処分になったのは、県立高校で実習助手として勤務していた20代の男性教員です。
県教委によりますと、男性教員は去年11月から今年1月にかけて、勤務先の高校生2人に対し、それぞれ複数回、学校の外でわいせつ行為を行ったものです。
今年1月以降に男性教員が自ら申し出て不祥事が発覚し、県教委はきょう付けで懲戒免職処分としました。
わいせつ行為を受けた生徒の一人は、実際に教員の授業も受けていたということで、男性教員は「2人に好意をもっていた」と話しているということです。
この問題では、男性教員が勤務していた高校の校長も管理監督責任を問われ、今日付けで戒告処分を受けました。
県教委は、この問題についてきょう決めたガイドラインで、被害生徒を保護するためと言う理由で教員の実名や詳しい事情などを明らかにしていません。

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