同級生から「うざい」と言われ児童転校、教諭ら声かけせず…報告書「いじめを助長」

同級生から「うざい」と言われ児童転校、教諭ら声かけせず…報告書「いじめを助長」
読売新聞オンライン 2023/3/12(日) 7:54配信

 埼玉県北本市の市立小学校で2019年、高学年の男子児童が複数の同級生からいじめを受けて不登校になり転校した問題で、市教育委員会は10日、第三者委員会の調査報告書を公表した。報告書は、学校の対応に「配慮不足や日常の生徒指導の不十分さ」があったとし、これらが「いじめを助長した」と指摘した。

 報告書によると、被害児童は同級生から「うざい」などと言われていた。担任教諭らも、この児童が友達と一緒にいることが減ったように感じていたのに、声かけなどの配慮をしなかった。いじめ発覚の直後に被害児童宅を訪ねた校長は、加害者の謝罪で決着させる提案をしており、第三者委はこれも「時期尚早で児童に寄り添っていない」と批判した。学校の被害児童側への説明も「(第三者委の調査に)消極的だったと強くうかがえる」とした。

 この問題は、いじめ防止対策推進法の「重大事態」と認定され、調査は20年2月から行われた。市は被害児童に約177万円の慰謝料を支払っている。

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