千葉県内の公立高校入試 933件採点ミスが発覚 合格だった6人に不合格判定も
チバテレ 2023/3/20(月) 11:42配信
公立高校入試で約930件に及ぶ採点ミスがあったことが、千葉県教育庁の発表で分かりました。本来は合格だった6人の生徒が不合格になっていました。
県教育庁によりますと、3月8日に県立小金高校を受験した生徒から、テスト答案に対する情報開示請求があり、高校が生徒に答案を手渡す前に確認したところ、採点に誤りがあることが分かりました。
これをきっかけにすべての県立高校と市立高校に一斉点検を行ったところ、通信制を除いて120ある県立高校のうち92校で870件、市立高校の7校中6校で63件の、あわせて933件の採点ミスが判明しました。
教科別では国語が256件と最も多く、高校別では幕張総合高校が最多の61件となっています。
誤りの内容は記号問題で正解とすべきものを不正解にしたり、点数の合計を間違えたりするものなど、単純なミスが多くを占めました。
これらのミスによって、県立津田沼高校や県立松戸高校などの5校で受験生合わせて6人が、不合格になっていて、高校はそれぞれの生徒と保護者に謝罪したうえ、入学を許可する通知書を渡しているということです。
県内の公立高校での採点ミスの発覚は初めてで、県教育委員会は今後、複数人で行うこととしている採点方法を見直すなど再発防止に努めるとしています。