福岡市の高2女子自殺、県が報告求めたのに3か月間提出されず…「数週間以内」が一般的
読売新聞オンライン 2023/9/22(金) 12:54配信
福岡市内の私立高2年の女子生徒(当時16歳)が「同級生から無視された」などと訴える遺書を残して5月に自殺した問題で、事態を把握した福岡県が翌月、同校に報告を求めた後、報告書が約3か月間提出されていないことがわかった。県も催促していなかった。
県私学振興課によると、5月19日に県警から自殺に関する情報提供があった。学校から報告がなかったため、担当職員が6月20日に連絡したところ、同校は自殺の事実を認め、「報告には時間がかかる」と回答。報告は数週間以内に行われるのが一般的だが、今月に入って生徒の自殺が明らかになるまで、職員は進捗状況を確認していなかった。
職員は1人で対応し、情報を課内で共有していなかったといい、同課の永渕健二課長は「大変反省している」と述べた。