元教諭、150人盗撮の罪で起訴 横浜市立小、懲役4年を求刑

元教諭、150人盗撮の罪で起訴 横浜市立小、懲役4年を求刑
共同通信 2023/11/1(水) 20:39配信

 横浜市立小の元教諭の男(39)が学校に小型カメラを設置し、女児らを盗撮したとして児童買春・ポルノ禁止法違反などの罪で起訴されていたことが1日、分かった。被害者は延べ約150人とされ、横浜地裁で同日あった公判で検察側は「卑劣で悪質」として懲役4年を求刑。弁護側は寛大な判決を求めて結審した。判決は12月6日。

 起訴されたのは阿部翔太被告。検察側によると、2019〜21年、学校にカメラを隠し、保健室で健康診断中の女児らを盗撮したとされる。着衣の上から、女児の体を触ったとする強制わいせつなどの罪にも問われている。

↓懲戒免職

 勤務する小学校の保健室などで女子児童延べ151人の姿を盗撮し、動画を保存したとして、宇都宮地検が、横浜市立小学校の元男性教員(38)=懲戒免職=を児童買春・児童ポルノ禁止法違反罪(製造)で起訴したことがわかった。19日に横浜地裁であった公判で、弁護側は小児性愛などの影響があるとして、責任能力が限定される心神耗弱を主張した。
 起訴状などによると、被告は2019年4月〜21年10月、勤務先の小学校の保健室に小型カメラを設置し、健康診断や内科検診を受ける女子児童142人の胸部などを動画撮影したり、教室などに設置した小型カメラで、着替えをする女子児童9人の胸部などを動画撮影したりして保存したとされる。
 また、担任するクラスの女子児童の胸をもんだという強制わいせつ罪でも横浜地検に起訴された。
 被告は21年11月、修学旅行先の栃木県日光市内の旅館で、女性用浴場の脱衣室に侵入して小型カメラを設置したとして、同県迷惑防止条例違反などの容疑で逮捕された。その後の捜査で、同校での児童買春・児童ポルノ禁止法違反事件や強制わいせつ事件などが浮上。横浜地裁で併合して審理されている。
 横浜市教育委員会は取材に対し「事実であれば誠に遺憾。対応を検討する」とコメントした。(中村英一郎、高橋淳)

↓逮捕3回目

↓逮捕2回目

↓逮捕1回目

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