山口大「不正行為、認められず」 論文捏造・改ざん疑い指摘巡り
毎日新聞 2024/1/16(火) 18:57配信
山口大は16日、医学系研究科の男性教授が2001〜22年に共同研究者と連名で執筆した論文6本の画像データに捏造(ねつぞう)や改ざんなどの疑いが指摘された問題について、「不正行為は認められなかった」とする調査結果を発表した。
山口大や大学関係者によると、大学が設置した調査会は、論文に載った画像70点の解析を業者に依頼。業者は「画像のノイズを不正画像と勘違いしたと考えられる」などと分析した。調査会は関係者からの聞き取りも踏まえ、不正行為は認められないと結論付けた。
毎日新聞は23年5月、論文6本で画像データを不自然に加工したような跡が多数見つかったとの内部告発を受けた山口大が調査会を設置し調査していると報じた。【鳥井真平】