実験で小学生に“液体窒素”付着…33人が肌の痛みなどの症状、実験を実施した4小学校全てで発生「危険性への配慮が十分でなかった」

実験で小学生に“液体窒素”付着…33人が肌の痛みなどの症状、実験を実施した4小学校全てで発生「危険性への配慮が十分でなかった」
テレビ高知 2024/2/13(火) 16:53配信

高知市が4つの小学校で実施した出前講座で、使用した液体窒素が児童の衣服などに付着し、33人に肌の痛みや赤みなどの症状が出たことがわかりました。

高知市によりますと、今月7日と8日、環境部が市内4つの小学校の体育館で、地球温暖化防止に関する出前講座を行った際、使用した液体窒素が児童の衣服や肌に付着。合わせて33人に、肌の痛みや赤みなどの症状が出たということです。

講座では、液体窒素を体育館の平坦な床に撒いて、液体から気体になる様子を観察するなどの実験を実施。その際、児童には注意喚起を徹底し、間隔を十分に取らせていました。

高知市は事前に実験を行っていましたが、同じ条件で実施していなかったことから、危険性への配慮が十分でなかったとし、保護者に直接または電話で謝罪するなど対応したということです。

高知市の高岡幸史(たかおか・ゆきふみ)環境部長は、「心からお詫び申し上げますとともに、児童の皆様の一日も早いご回復をお祈り申し上げます。今後は、こうした事案が発生しないよう、より一層の万全を期してまいります」とコメントしています。

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