部活指導中に飲酒、淫らな行為…教諭5人懲戒免
2013年11月29日 読売新聞
神奈川県教育委員会は28日、部活動の合宿中に飲酒し、生徒に未明のプールに入るよう指示して1人を肺炎にさせた県立高校の男性教諭ら公立学校の教諭5人を懲戒免職とした。
発表によると、県立秦野総合高の伊藤森太郎教諭(24)は7月29日夜、顧問を務めていた陸上部の校内合宿で、生徒に練習を指示した後、飲食店2軒で中ジョッキ5杯、冷酒2合を飲み、さらにスーパーで購入した缶ビールを飲みながら練習を指導した。
30日未明には、男子生徒13人にプールに入るよう指示。当時は雨が降っており、2人が体調を崩し、うち1人が全治2週間の肺炎を患った。伊藤教諭は「酔っていて危険性に気がつかなかった」と話したという。
伊藤教諭を制止しなかった男性教諭(26)は減給3か月(10分の1)とした。
湘南地区の県立特別支援学校の男性教諭(27)は2〜10月、女子生徒にキスしたり、自宅に招いて淫らな行為をしたりした。教諭は「気持ちが抑えきれなかった」と話したという。
は2011年5月〜今年7月頃、校内で男子児童10人にキスしたり、ズボンに手を入れて下半身を触ったりした。教諭は「わいせつな気持ちはなかった。子どもたちを驚かせようと思った」と話したという。
愛川町立小の堤貴裕教諭(25)は5〜7月、厚木市のアパートで女性用の下着計7枚を盗んだ。堤教諭は「スリルを味わいたかった」と話したという。
は2011年4〜9月頃、複数の女子児童に対し、スカートをめくったり、下半身を触ったりする行為を繰り返したとされるが、教諭は県教委の調査に事実関係を否定、その後の聞き取りに応じていないという。県教委や藤沢市教委などは8月、教諭を強制わいせつ容疑で刑事告発している。
このほか、女子生徒をドライブに連れ出してキスするなどした湘南地区の公立中の男性教諭(33)を停職6か月とし、体育の授業中に男子生徒2人の足や尻を複数回蹴った藤沢市立藤ヶ岡中の男性教諭(38)を戒告とした。さらに懲戒処分を受けた教諭の上司である校長ら5人を戒告とした。
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藤沢市立小の男性教諭の代理人を務める秋田一恵弁護士は28日、記者会見を開き、「事実無根の冤罪(えんざい)。不当というレベルを超えている」と県教委を非難、県人事委員会に不服を申し立てる方針を明らかにした。秋田弁護士は、教諭の行為について、「時期や場所、現場の状況などが十分に特定されていない」と指摘した。
県警は10月23日、強制わいせつ容疑で教諭を書類送検し、横浜地検が捜査中。地検の処分決定前に県教委が懲戒免職としたことについて、秋田弁護士は「懲戒免職という結論ありきで、プロセスが不当」と述べた。
教諭は秋田弁護士を通じ、「短い担任期間となったが、事実が持つ重さを教師として、伝えきれなかったのではないか」などとするコメントを発表した。