「母親の執念から逃げることは不可能です」大阪・門真市の中3男子自殺で遺族会見 SNSでは陰湿ないじめの数々 誹謗中傷は命を絶ったあとも続き「一応あのグループ消しとくか」
ABCニュース 2024/2/15(木) 18:51配信
おととし2月、大阪・門真市の当時中学3年生だった男子生徒が自ら命を絶ちました。
なぜ自殺を図ったのか。市の第三者委員会はSNSでの誹謗中傷が主な原因だと結論づけました。
「私は加害者たちを絶対に許しません」「母親の執念から逃げることは不可能です」
15日午後、生徒の母親など遺族が会見を開きました
「息子には毎日、私が守ってやれなかったことに加え、報道を決意したことに『ごめんやで』と謝っています。私は加害者たちを絶対に許しません。」「警察から逃げることができても、母親の執念から逃げることは不可能です」
おととし2月17日、晴れて高校生になる直前、最愛の息子は自ら命を絶ちました。
あの日からまもなく2年。「陰湿」で「執よう」ないじめの数々は主にSNS上で起きていました。
「髪の毛きっも爆笑www」「しんでみてーや」
悪意に満ちた言葉の数々。こうした嫌がらせは男子生徒が亡くなる直前まで続きました。
「陰口、悪口は大半の人が言うでしょう。人の好き嫌いがあることも当然であり、息子を嫌いなことは仕方がないことです。だからと言って、陰湿極まりない行為、SNSでの誹謗中傷を行っていい理由にはなりません」
誹謗中傷は命を絶ったあとも・・・
中学3年生になりエスカレートしていったSNS上でのいじめ。ただ、今回いじめと認定されたのは直接的なものだけではありませんでした。
「明日もイジメよな」「こいつ一生ついてくるもん」「金魚の糞」
これは亡くなった男子生徒が含まれていないLINEグループでのやりとりです。もし、男子生徒がこの内容を知った場合、どれほど悩み、苦しむのか想像に難くありません。
誹謗中傷は命を絶ったあとも続き、中には証拠隠滅を図るかのような言葉も。
「一応あのグループ消しとくか」「らいんはけさしてもらうな?」
「あなた方は息子の心が壊れてしまうまで攻撃している 決して許されるわけがありません」
亡くなる5日前に高校の合格通知を受けとっていた男子生徒。母親には「うれしいけど友達できるかな」と話していたそうです。
「息子は一度も通えなかった高校に、何事もなかったようにのうのうと通い楽しんでいる。それ以上に加害者意識が全くないことに怒りを抑えられず、私は自身の足などを、青あざができるまで殴ってしまいました。あなた方は息子の心が壊れてしまうまで攻撃しているということは明白です。決して許されるわけがありません」
「いじめる方が悪いに決まっている 常識を先生たちも見失っている」 教育評論家 尾木直樹さんの話
教育評論家の尾木直樹さんの話
「学校の先生たちは『いじめられる方にも問題がある』という捉え方をしているが、それは100%間違い。いじめる方が悪いに決まっている。その常識を、先生たちも見失ってしまっている」
「生徒本人も訴えているし、母親が3回も相談しているのに(いじめとして認知していない)。ただ、こういうことは多くの学校に当てはまる」
「先生方は、弱い立場の子やはっきり意見を言えないような子など、いろいろな子どもに対してしっかり目を配り、寄り添わなければならない」
厚生労働省は、悩みを抱えている人には、1人で悩みなどを抱えずに「いのちの電話」などの相談窓口を利用するよう呼びかけています。
いのちの電話(午前10時〜午後10時)
0570−783−556
よりそいホットライン(24時間対応)
0120−279−338