滋賀学園中学校の「いじめ放置」問題 同級生からの“いじめ4件” 認定 滋賀県の第三者委員会
読売テレビ 2024/4/30(火) 19:18配信
滋賀県の滋賀学園中学校が生徒同士のいじめ問題の対応を怠っていた問題で、県の第三者委員会は、4件のいじめを確認したとする調査報告書を三日月大造知事に提出しました。
滋賀学園中学校では、3年前、1年生の女子生徒が「同級生からいじめを受けている」と訴え、不登校になりましたが、学校側は約1年間にわたり、国がガイドラインで定めたいじめ問題の対応を行っていませんでした。
滋賀県は問題が発覚した去年、有識者による第三者委員会に調査を依頼していて、30日、三日月大造知事に調査結果が報告されました。
報告書では、被害を訴えた生徒は同級生から少なくとも4件のいじめを受けていたと認定しましたが、「学校側は、いずれも生徒同士のトラブルと判断したため、国の指針に沿ったいじめ問題の対応を取らなかった」と結論づけました。
また、県の対応についても、「問題解決のためにより早い段階から関与する余地があった」などとしています。