いじめを苦に女子児童と母が心中 当時の校長など退職を理由に処分せず 事件から5年後に審査〈仙台〉
仙台放送 2024/6/18(火) 18:42配信
6年前、泉区で小学2年生の女子児童へのいじめを苦に母親が児童と心中したとみられる事件で、当時の校長や担任などを仙台市教育委員会は懲戒処分にしなかったことが分かりました。校長などはすでに退職していて処分の対象にはならないということです。
こちらは仙台市教育委員会の幹部でつくる「賞罰審査委員会」が去年9月に開いた会議の資料です。市議会議員が情報公開請求し今月3日に開示されました。いじめへの不適切な対応をめぐり、当時の校長や教頭、担任など5人の懲戒処分を審議しました。2018年、当時小学2年生だった女子児童が学校でいじめを受け、母親が児童と心中したとみられる事件。いじめ問題専門委員会は当初、いじめとは捉えなかった学校の判断やその後の対応について問題があったと指摘しています。
教育委員会の基準では、いじめを把握しながら適切な対応を怠り、重大な事態を招いた場合は停職や減給、戒告に当たります。
しかし、処分の対象は「現役」の職員に限られるため、2021年度末に退職していた校長など4人は処分の対象外でした。また今回は「組織的な対応の問題」が指摘されているため、担任個人を懲戒処分にすることはなかったということです。
すでに退職した校長など4人に対しては、規定にのっとり、退職金の返納を命じることも「該当しない」と結論づけています。
カテゴリ