窃盗で女性教諭免職 県教委、3人を懲戒処分
紀伊民報 2013年5月31日(金)17時1分配信
和歌山県教育委員会は30日、窃盗行為を繰り返した和歌山市の県立紀伊コスモス支援学校園部分校に勤務する女性教諭(52)を懲戒免職処分するなど、教諭3人の懲戒処分を発表した。
県教委によると、女性教諭は5月5日、紀の川市の産品直売店でイチゴ1箱(1600円相当)をレジを通さずに自分の車に運ぼうとしたところ保安員に呼び止められた。岩出署が現行犯逮捕した。
女性教諭は2008年と09年にも和歌山市内のスーパーマーケットで万引行為をし、09年には窃盗罪で略式起訴され罰金刑を受けていたにもかかわらず学校や県教委に報告していなかった。
また、県教委は今年4月に橋本市内のスーパーマーケットで食料品1200円相当を盗もうとし、橋本署の事情聴取を受けたかつらぎ町の妙寺中学校に勤務する女性教諭(57)を停職6カ月の処分にした。
さらに今年5月に職場の歓送迎会の後に飲酒運転をして検問中に検挙された紀の川市の打田中学校仙渓分校に勤務する男性教諭(48)を停職6カ月の処分にした。停職処分を受けた2人の教諭は30日付で依願退職した。
県教委学校人事課の土肥二郎課長は「教育への信頼を失墜させる行為で誠に遺憾。研修などを通じて再発防止の徹底を図りたい」と述べた。