44歳教諭を停職6カ月…ビール2杯、焼酎8杯、テキーラ2杯飲み仮眠後運転「これくらいなら大丈夫だろう」 パワハラ校長ら計4人の懲戒処分発表 鹿児島県教委
南日本新聞 2024/9/12(木) 6:07配信
鹿児島県教育委員会は11日、部下の教員に対するパワーハラスメントで熊毛地区の小学校男性校長(53)を減給3カ月(給料月額の10分の1)とした。このほか、酒気帯び運転などで3件の懲戒処分も発表した。2024年度の懲戒は計14件となり、昨年度の10件を上回った。
県教委によると、校長は22年度、少なくとも教員2人に「そんなことも知らないのか」などと、高圧的な指導や人格を否定するような発言を5回程度くり返した。教員の1人は精神疾患を患った。
酒気帯び運転をした鹿児島地区の中学校男性教諭(44)は停職6カ月。教諭は11日付で依願退職した。6月25日早朝、鹿児島市の市道で基準値を超える酒気を帯びて自家用車を運転。警察官の職務質問で発覚した。前日夕方から深夜にかけて飲食店3店でビール2杯、焼酎8杯、テキーラ2杯程度を飲み仮眠後に帰宅する途中だった。「これくらいなら大丈夫だろうと思った」と話しているという。
同地区の県立学校男性教諭(45)はセクシュアルハラスメントで減給3カ月(給料月額と教職調整額の10分の1)。21〜23年に同僚に対し、執務室を頻繁に訪れたり、短時間に複数回電話をかけたりするなどした。「面倒を見ているつもりだった」としている。
北薩地区の小学校女性事務主幹(53)は速度超過で戒告。昨年9月29日、出水市の国道を、私用で自家用車を運転中、指定速度を21キロ上回る61キロで走行し警察官に摘発された。上司に報告したのは今年5月だった。