顧問の体罰でPTSD、市が生徒側に1500万賠償合意…正座させ竹刀で頭を十数回たたき鎖骨に突き
読売新聞オンライン 2024/12/14(土) 20:10配信
千葉県の鴨川市立長狭学園(小中一貫校)で2016年11月、剣道部顧問の男性教諭(当時38歳)から体罰を受け、心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症したなどとして、当時中学2年の女子生徒と両親が約4800万円の損害賠償を求めた訴訟で、市は生徒側に1500万円を支払うことで合意した。市議会で関連議案が可決されれば和解する。
訴状などによると、教諭は防具を着けていない女子生徒を正座させ、竹刀で頭部を十数回たたいたり、鎖骨や左頸部(けいぶ)を突いたりしてけがを負わせたとされる。生徒は33日間入院し、PTSDと診断された。
生徒側は20年4月、千葉地裁の支部に提訴。PTSDや脳脊髄液減少症などが体罰によって発症したかどうかを巡り、裁判が続いていた。
教諭は16年12月、傷害罪で罰金50万円の略式命令を受け、県教育委員会からは17年1月、停職6か月の懲戒処分を受けた。
訴状によると、男性教諭は16年11月1日、早朝練習の指導中によそ見をしたとして女子生徒を正座させ、竹刀で頭を十数回たたき、鎖骨に突きを加え、足で蹴るなどした。女子生徒は脳しんとうの疑いがあると診断され、約1か月入院した。