<大阪・高2自殺>校長が新人戦出場を打診
毎日新聞 2013年1月17日(木)12時9分配信
大阪市立桜宮高校バスケットボール部主将の男子生徒(17)が昨年12月に自殺した問題で、現地調査した文部科学省の義家弘介政務官は17日、生徒の自殺後、同高の佐藤芳弘校長が保護者に対し、1月の新人戦に予定通り出場していいか、問い合わせていたことを明らかにした。同日午前の自民党文部科学部会で語った。
新人戦は府内の高校バスケットボール部が参加するもので今月13日に開幕。桜宮高は問題発覚を受け、出場を辞退している。義家氏は学校側の対応について「当事者意識(の乏しさ)に対し、保護者は大きな不信感を持っている」と述べた。
一方、義家氏は、橋下徹大阪市長が同高の体育科などの入試中止を市教委に要請したことについて「在校生や受験しようとしてきた中学生はどうなるのか。大きな問題をはらんでおり、冷静な議論が必要だ」と再考を求めた。【中井正裕】