桜宮高「入試中止」 橋下氏批判で文科相「市教委が判断を」
産経新聞 2013年1月18日(金)15時0分配信
下村博文文部科学相は18日の記者会見で、大阪市の橋下徹市長が、体罰問題が起きた市立桜宮高体育系2科の今年の入試を中止する方針を表明したことについて「出願時期直前の中止は重大な影響がある。そのことも踏まえて判断してほしい」と懸念を示した。
下村文科相は「入試については学校の設置者である市教委が判断することだ」と指摘。市長について「良く言えば発信力があるが、厳しく見れば、一人で全部表明されることが騒動を起こすきっかけになっている」と批判した。
民主党も新設のいじめ・体罰防止対策ワーキングチームの初会合で、桜井充政調会長が「入試をやめても現1、2年生は引き続き在校する。新入生だけをターゲットにするのはおかしい」と指摘した。
橋下徹大阪市長は18日、臨時の市議会文教経済委員協議会に出席、市立桜宮高体育系2科の入試中止の必要性を改めて強調した。
大阪維新の会の美延映夫委員から、入試中止の狙いについて問われた橋下市長は「勝利至上主義という意識がこの問題の根っこにある。こんな体育科に入ったら同じ意識の卒業生を出してしまう」と説明。
公明党の待場康生委員の「受験生が混乱する」との質問には、「受け入れ態勢が整っていない学校に生徒を迎え入れる方が無責任であり、絶対あってはならない」と持論を繰り返した。
大阪市教委は21日に入試実施の可否を判断する。