「世論が冷めてしまう」 橋下市長「市教委は後手後手だ」と再発防止策急がせる 桜宮高2自殺

「世論が冷めてしまう」 橋下市長「市教委は後手後手だ」と再発防止策急がせる 桜宮高2自殺
産経新聞 2013年1月28日(月)18時13分配信

 大阪市立桜宮高校の男子生徒=当時(17)=の自殺問題で、橋下徹市長は28日、外部から有識者や講師を招き、在校生や保護者、教員が一体となって再発防止に取り組むプログラムを早急に始めるよう市教委に要請したと明らかにした。

 プログラムについて市教委は29日の教育委員会協議会で議論する予定。橋下市長は「僕なら今週からプログラムを始めている。市教委の対応は後手後手だ」と痛烈に批判した。プログラムの早期開始を長谷川恵一教育委員長らに「指示に近い形で要請した」という。

 市教委は問題発覚後、同校の運動部活動停止の方針を打ち出したが、橋下市長は「その後の方針が何も出てこない。今やらないと(世論が)冷めてしまう」と不満をぶちまけた。

 一方で、同校在校生の保護者や卒業生らによる体罰のない学校をめざす「桜宮応援団」(仮称)の発足は歓迎し、「どんな学校をつくるのか自分たちで議論してほしい」と述べた。

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