教職員不祥事:背景と原因分析、防止対策案を冊子に 県教委が過去5年間まとめ、新年度にも各校へ配布 /宮崎
毎日新聞 2013年1月30日(水)16時34分配信
県教委は、過去5年間に発生した教職員不祥事の背景と原因を分析した防止対策案を冊子にまとめた。学校関係者らの意見を集約し、新年度にも各学校に配布する方針。
16日に県庁であった県公立学校コンプライアンス推進協議会で示された。冊子はA4判約30ページ。07〜11年度に県教委が処分した懲戒事案計133件について、発生状況や被処分者の勤務校種、年齢層などを分析した。
それによると、件数では交通事故・違反が86件と最多で、2番目の体罰(21件)と合わせて全体の8割を占めた。児童生徒へのセクハラも9件あった。校種別では▽中学教諭44%▽県立学校31%▽小学校25%。年齢別では30代(45人)と40代(43人)が目立った。
交通関連は速度超過が7割超。一方、体罰の発生は6割以上が中学校に集中した。うち33%(7件)が部活動中に起き、授業中(4件)学校行事中(3件)と続いた。体罰で処分された教職員の67%(14人)がきっかけについて「指導に従わない」「口答えをする」など児童生徒の態度が理由とした。逆にセクハラの発生は小学校と、高校など県立学校が各44%ずつで、中学校は少なかった。
冊子は、交通違反や体罰禁止の認識が甘く、セクハラでは衝動の抑止力が欠けているなどの背景を指摘。防止対策として、研修・サポート体制の充実や、人材の適正確保などを挙げた。
部活中の体罰が多いことについて、飛田洋教育長は「学校の風通しを良くし、傷ついた子供たちがすぐ校長・県教委に届けられる体制をつくることが大事だ」と話した。【門田陽介】
1月30日朝刊
ぜひ、当ブログのデータもご活用下さい。