<豊川工高体罰>校長が「おわび」 臨時保護者会で
毎日新聞 2013年1月31日(木)2時17分配信
高校駅伝の強豪、愛知県立豊川工業高校(同県豊川市)陸上部の監督を務める男性教諭(50)などが体罰を加えていた問題を受け、臨時の保護者会が30日夜、同校体育館で開かれた。竹本禎久(よしひさ)校長は出席した約190人の保護者に「大変申し訳ない。心からおわびします」と謝罪した。
同校PTAの主催で非公開とされた。古井成之教頭によると、保護者から「生徒を第一に考え、教育にあたってほしい」という要望が出て、竹本校長が「生徒中心で対応していく」と答えたという。
参加した1年生の母親は「先生がしっかりしていないから、問題が起こる。校長らの再発防止の誓いを信じたい」と話し、2年生の母親は「やっぱり事実だったんだと思った。もっと早く説明してほしかった」と語った。
古井教頭によると、生徒の精神的ケアのため、県教委から2人のスクールカウンセラーが派遣され、陸上部員約30人が短いカウンセリングを受けた。
男性教諭は部員12人に体罰をしたことが発覚後、陸上部の指導とともに授業も自粛している。【清藤天、道永竜命】