大阪の市立校でまた体罰…杉本美香の母校・汎愛高柔道部

大阪の市立校でまた体罰…杉本美香の母校・汎愛高柔道部
スポーツ報知 2013年2月2日(土)7時4分配信

 大阪市教育委員会は1日、市立汎愛高で昨年4月、柔道部顧問の50代男性教諭が、授業中に柔道部員で3年生の女子生徒を平手打ちする体罰をしていたことを明らかにした。学校側は同年6月に市教委に報告したが、詳細な調査を怠り、約7か月も放置されていた。

 市教委によると、教諭は和歌山県で実施した武道科の校外実習で、下級生に危険な絞め技をかけた女子生徒を止めるため、頬を2、3発たたいた。教諭は「何度か注意したが聞かなかったので制止した」と説明。先月、市民からの通報で、市教委の幹部が把握することになった。市教委はこの柔道部員の事案以外に、校内で過去に複数の体罰があったとも発表した。

 バスケットボール部主将が体罰を苦に自殺した桜宮高に続く市立高校の問題発覚に、橋下徹大阪市長(43)は「組織が腐ってる」と市教委を猛批判。「桜宮に解体的出直しを迫った以上、教育委員会も根本的に組織を改めないと」と、来週半ばにも市教委組織のあり方を検証するプロジェクトチームを立ち上げることを明かした。

 汎愛高は普通科、体育科に加え、公立校では全国唯一の武道科があり、ロンドン五輪女子柔道78キロ超級銀メダリスト・杉本美香選手(28)は武道科の卒業生。市立高で体育科があるのは同校と桜宮高だけだ。

 橋下市長は汎愛高の今年の入試について「自殺者が出たかどうかで全然違う」とする一方、「全クラブの活動停止もあり得ることを承知の上で判断してほしい」と受験生に呼びかけた。また全国の教育委員会にも言及。「どこも似たり寄ったりだと思う。自民党と協力しながら新たな教育行政制度を作り直さないといけない」と、日本維新の会共同代表として改革に意欲を見せた。

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