堀越学園:解散 理事、離職証明で押印拒否 教職員の失業給付宙に /群馬
毎日新聞 2013年4月4日(木)11時45分配信
文部科学省の命令により3月28日に解散した学校法人堀越学園(高崎市)で、教職員の失業給付などに必要な「離職証明書」へ理事長印が押されないまま、手続きが宙に浮いていることが3日、教職員への取材でわかった。印鑑を管理している財務担当の女性理事が押印を拒否しているという。最大で1年7カ月間、給与が支払われていない教職員は「一日でも早く支給を受けたいのに、どこまで苦しめれば気が済むのか」と強く批判している。【増田勝彦】
法人解散により教職員は解雇された。関係者によると、命令の出た3月28日付で約60人の教職員の離職証明書が作成されたが、3日夕になっても理事長印が押されないままになっている。財務担当の女性理事は、常に堀越哲二元理事長=横領罪で懲役2年6月の一審判決、控訴=に判断を仰いで行動しているという。
失業給付をあてにしていた教職員は、進まぬ手続きに落胆。男性教員は「蓄えも底をついた。学生の行き先も決まったので、失業給付で一息つき、次の働き先を探そうと思っていた。とにかく一日でも早くしてもらいたい。本当に困る」と悲鳴を上げている。
解散直前には教職員を対象にした高崎公共職業安定所(ハローワーク)の説明会が開かれている。女性教員は「異常事態なので離職証明書がなくても失業給付を受けられると説明されたが、ハローワークの窓口に行ったらだめだと言われてしまった。期待した分、ショックは大きい」と話した。
高崎公共職業安定所は「学園から離職証明書について問い合わせがあったことはない。証明書が出された段階で対応について検討する」としている。
4月4日朝刊