芦屋市立中の野球部顧問が体罰か たたく、正座…市教委が調査

芦屋市立中の野球部顧問が体罰か たたく、正座…市教委が調査
産経新聞 2013年2月5日(火)23時48分配信

 兵庫県芦屋市教委は5日、市立潮見中学校の野球部顧問の男性教諭(45)が部活動の指導で体罰をしているという外部からの指摘があり、事実確認のため調査を進めていることを明らかにした。

 市教委によると、今年1月16日以降、計4回にわたって市に「教諭にたたかれたり、正座をさせられたりする。『(高校への)推薦書を書かないぞ』といわれたとも聞いている」などと匿名の電話があった。

 教諭は昨年夏ごろ、部活動でミスをした生徒らを手でたたいたり正座させたりしたことや、今年1月には授業に遅れた生徒3人を正座させたことを認め、「行きすぎた指導があった」と釈明した。生徒らにはけがはないという。

 同校は、野球部の生徒約20人や他の教諭への聞き取りのほか、全校生徒を対象にしたアンケートを実施し、実態の把握を進めている。教諭は現在、野球部の指導からは外れている。

 教諭は平成18年から同校で勤務。23年にも複数の野球部の生徒を平手打ちするなどしていたことが外部からの指摘で判明。教諭が「ミスをした生徒に元気を出させるためにやった」と行為を認めたため、校長から口頭注意を受けたという。

 市教委は「事実確認を進め、体罰に当たるかどうか判断する。教諭の行為については重く受け止めている」としている。

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