ナイフ所持の支援学校教諭逮捕 銃刀法違反容疑で玉島署
山陽新聞 2013/2/20 13:01
玉島署は19日夕、銃刀法違反の疑いで倉敷市立倉敷支援学校の教諭小林閲士容疑者(53)=同市真備町箭田=を現行犯逮捕した。
逮捕容疑は同日午後5時50分ごろ、同所、同署真備交番に止めた乗用車内の手提げかばんに、正当な理由がないのにナイフ(刃渡り約11センチ)1本を入れていた疑い。同署によると、「罪に該当するとは思っていなかった」と供述している。
同署などによると、小林容疑者は山陽自動車道玉島インター近くの道路で、軽乗用車と交通トラブルになり、相談するため交番に駆け込んだとみられる。その間約8キロを2台が追いつ追われつしながら走行。途中の交差点で止まった際にナイフを取り出したらしい。相手の男性(28)=総社市=が「割り込んできたので注意したらナイフを取り出した」と110番。署員が交番にいた小林容疑者に職務質問し、車内を調べた。
小林容疑者は2006年から倉敷支援学校に勤務。現在は小学部6年の担任と学年主任を務めている。川口洋二校長は「日ごろから障害児教育に理解があり、きめ細かい指導をしていた教諭なので驚いている。非常に残念。市教委の指示を仰ぎながら再発防止を図りたい」と話している。