大津・中2自殺:自殺後1年半、3人処分 いじめ対応不備、市教委幕引き /滋賀
毎日新聞 2013年3月27日(水)16時10分配信
11年10月に起きた大津市立中学2年の男子生徒の自殺から1年半。市教委は26日、教育部次長ら3職員の処分を発表し、幹部が「教育環境に不安と不信を与えた」と深く頭を下げた。一方で、市の第三者調査委員会から報告書で批判された対応の問題点にまだ回答していないが、「処分はこれでけじめとしたい」と強調。処分については幕引きとした。
今回の問題では当時の中学校長が県教委から懲戒処分を受けているが、市教委担当者の処分は初めて。記者会見した富田真教育長は、いじめを中心に自殺の背景調査が不十分で「教育行政の信用を著しく失墜させた」と処分理由を述べ、「反省に立って市教委の公開性を高め、組織マネジメント力を上げる」と改革に決意を示した。
処分は市の第三者委員会が出した報告書を参考に、2月15日に設けた内部の分限懲戒審査委員会で決めた。調査や学校への指導が不十分だったことを理由に部次長を異例の懲戒処分とした一方、本来組織の責任を負うべき当時の教育長と部長は「減給処分相当」(市教委)ながら、退職後で問われなかった。
また、第三者委の報告書では情報隠ぺいや自殺原因を家庭の問題に誘導したことなど市教委と学校の対応が指摘され、市教委は検証を終えていないが、松田哲男教育部長は今回で市教委側の処分は終了する考えを示した。【千葉紀和】
3月27日朝刊