セクハラ:県立医大教授、懲戒解雇処分 「優越的な立場利用」 「刑事事件に相当せず」 /和歌山

セクハラ:県立医大教授、懲戒解雇処分 「優越的な立場利用」 「刑事事件に相当せず」 /和歌山
毎日新聞 2013年3月27日(水)15時24分配信

 医学部の男性教授(50)を26日に懲戒解雇処分にした県立医大(和歌山市)。板倉徹理事長と宮下和久医学部長らが同大で発表し、女性職員に繰り返されたわいせつな行為などについて「教授という優越的な立場を利用した。職員は部下という立場から断れなかった」と話した。【岸本桂司】
 その上で、板倉理事長は「大学の顧問弁護士と相談し、刑事事件には相当しないのではと判断した」と説明する一方で、刑事告訴については「被害者本人の意思確認はしていない」と述べた。また、被害の詳細や教授の担当講座などについて、「被害者の特定につながるプライバシー」として明らかにしなかった。
 同大によると、教授は昨年6月〜今年2月に複数回、学内外で職員にわいせつな行為などをした。先月28日に女性が学内の相談員に被害を訴え、大学が調査を開始。教授の弁明などを経て処分を決定した。教授は、事実関係をおおむね認めているという。
 教授は他大学から昨年1月に赴任。当時から職員は直属の部下だった。
3月27日朝刊

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