不正献金の北教組を調査へ 民主「混乱招く」と反発
2010年4月8日7時56分配信 産経新聞
北海道教職員組合(北教組)による民主党の小林千代美衆院議員=北海道5区=陣営への不正資金提供事件を受け、道教育委員会は来週にも公立学校の全教職員約4万5千人を対象に組合活動の実態調査を始める。7日の教育委員会で明らかにした。
北教組による不正資金提供の構図
道教委は理由について「教育の信頼を取り戻すため」としているが、北教組が支持する民主党は「教育現場の混乱につながる」と反発している。
道教委によると、道内の札幌市を除く公立の小中高校と特別支援学校の計1900校の教職員(校長を含む)を対象に聞き取り調査する。拒否した場合には職務命令を出し、明確な違反行為があれば処分も検討する。
調査は「勤務時間中の組合活動」「教職員の政治的行為」など8項目。学校の備品を組合活動に使用したことがあるかや、選挙運動のビラ配りをしたことがあるかなどを尋ねる。