(朝鮮日報日本語版) 米大学の韓国系講師、「無差別殺人」ジョークで懲戒処分に
朝鮮日報日本語版 2013年5月1日(水)9時34分配信
米国の大学に勤める韓国系講師が、「無差別殺人」を冗談の種にしたという理由で重い懲戒処分を受けた。
フロリダ州の地元紙「オーランド・センティネル」が先月29日に報じたところによると、セントラルフロリダ大学はローゼン・ホスピタリティ経営学部のA講師が講義中に「不適切な発言」をしたとして、同講師に懲戒休職の処分を下した。校内の警察も捜査に乗り出したという。
A講師は23日の講義中、自身が出した課題に学生たちがつらそうな表情をしているのを見て「お前たちみな死にそうな顔をしているが、私が今、無差別殺人でもしているというのか」と発言。講義に出席していた学生の一人がこれを問題視し、大学側に報告した。
A講師は「もちろん冗談だったし、学生たちも一緒に笑っていた」と釈明したが、大学側は「『無差別殺人』は冗談の種にならない。最近のわが校のムードを考えると一層不適切だ」と指摘した。同大学では数週間前、経営学部のある学生が寮の自室に小銃や半自動式拳銃、自作の爆弾、弾薬1000発を用意し、銃乱射事件を起こそうとした末に自殺するという事件があった。
一方、A講師の講義に出席した学生25人のうち約20人は、同講師について善処を求める電子メールを大学側に送った。復職を求めるオンライン請願活動も行われているという。