「後ろめたいので」深夜に少女連れ出した教諭
2013年5月31日12時16分 読売新聞
静岡市教委は30日、18歳未満の少女を連れて深夜に外出したとして、県青少年環境整備条例違反(深夜の連れだし)で静岡簡裁に略式起訴された同市立中学校(静岡市駿河区)の30歳代男性教諭を、減給6か月(10分の1)の懲戒処分とした。
発表によると、教諭は昨年12月8日午前0時過ぎ〜同2時頃、静岡市内に住む知り合いの少女を保護者の許可なく少女宅に迎えに行き、自家用車の助手席に乗せて外出したとして、同条例違反の疑いで書類送検された。5月1日、静岡簡裁で罰金10万円の略式命令を受け、納付した。
2人は携帯電話のメールで連絡を取り合い、昨年10月以降、計4回、深夜に会っていた。教諭が少女の悩みや相談に乗っていたといい、市教委の調査に対し、教諭は「後ろめたいので深夜に会っていた。あってはならないことをした」と反省しているという。教諭は4月から1年間、未成年の人権などに関する研修を受けている。
高木雅宏教育長は「再発防止のため、全教職員に法令順守と綱紀粛正を強く求め、指導を徹底する」とのコメントを発表した。