大阪地検 桜宮高元顧問を起訴へ

大阪地検 桜宮高元顧問を起訴へ
産経新聞 2013年6月28日(金)7時55分配信

 大阪市立桜宮高バスケットボール部主将の男子生徒=当時(17)=が自殺した問題で、生徒に体罰を加えてけがをさせたとして、傷害と暴行の疑いで書類送検された同部の顧問だった元男性教諭(47)=懲戒免職=について、大阪地検が起訴する方向で検討していることが27日、関係者への取材で分かった。地検は正式裁判を求める公判請求を念頭にしているが、公判を開かず罰金刑を求める略式起訴も視野に入れており、今後、上級庁と協議して最終判断する。

 関係者によると、元教諭は地検に対して事実関係を一貫して認め、生徒に対する謝罪の言葉を述べているという。

 地検は、元教諭の体罰が常習的で一定程度を超えたものだったことから、刑事責任を問うべきだと判断しているもようだ。

 元教諭をめぐっては、生徒の父親が1月に暴行罪で大阪府警に告訴。府警は学校関係者らから事情を聴き、体罰の様子を記録していた試合のビデオを分析するなど捜査をしてきた。

 その結果、昨年12月18日午後、同校体育館での練習試合中に顔を平手で5回以上たたくなど暴行。同月22日午後にも、体育館で顔や頭を平手で十数回殴り、口に全治2〜3週間の内出血などのけがを負わせたとして、今年3月、暴行と傷害容疑で書類送検した。

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